- 湿度計算 全6パターン
- 気温と水蒸気量から湿度を求める.
- 空気1m3中にあと何gの水蒸気を含むことができるか.
- 温度を下げると,あと何gの水滴ができるか.
- 露点を求める.
- 気温と露点から湿度を求める.
- 気温と湿度から水蒸気量を求める.
【全6パターン】湿度計算まとめ
覚えておくべき基礎知識
イメージで理解する飽和水蒸気量と水蒸気量
湿度計算 6パターンを解説
パターン① 気温と水蒸気量から湿度を求める.
【パターン①】
気温10℃の空気1m3中に6.4gの水蒸気量が含まれているときの湿度は何%か.
【考え方】
- 問題文の「気温10℃」から飽和水蒸気量が9.4gとわかる.
- 9.4gの水蒸気が入るコップの中に6.4gの水蒸気が入っている.
- 飽和水蒸気量と水蒸気量から湿度を計算する.
【解答】
湿度 = 6.4 ÷ 9.4 × 100
= 68%
パターン② 空気1m3にあと何gの水蒸気を含むことができるか?
【パターン②】
気温10℃の空気1m3中に6.4gの水蒸気が含まれている.この空気1m3には,あと何gの水蒸気を含むことができるか.
【考え方】
- 問題文の「気温10℃」から飽和水蒸気量が9.4gとわかる.
- 9.4gの水蒸気が入るコップの中に6.4gの水蒸気が入っている.
- あと何g入るか.
【解答】
9.4g – 6.4g = 3.0g
パターン③ 温度を下げると,何gの水滴ができるか?
【パターン③】
気温10℃の空気1m3中に6.4gの水蒸気が含まれている.この空気を0℃まで下げると,何gの水滴ができるか.
【考え方】
- 問題文の「気温10℃」から飽和水蒸気量が9.4gとわかる.
- 9.4gの水蒸気が入るコップの中に6.4gの水蒸気が入っている.
- 問題文の「温度0℃」から0℃の飽和水蒸気量が4.9gとわかる.
- コップに入らないのは何g?
【解答】
元々6.4gの水蒸気があり,コップの大きさが4.9gに小さくなるので,
水滴の質量 = 6.4 – 4.9 = 1.5g
パターン④ 露点を求める.
【パターン④】
気温10℃の空気1m3中に6.4gの水蒸気が含まれている.この空気の露点は何℃か.
【考え方】
- 問題文の「気温10℃」から飽和水蒸気量が9.4gとわかる.
- 9.4gの水蒸気が入るコップの中に6.4gの水蒸気が入っている.
- 露点は,飽和水蒸気量と水蒸気量が同じになるときの温度である.
【解答】
水蒸気量が6.4gで,飽和水蒸気量も6.4gになるときの温度は,4℃である.
露点は4℃
パターン⑤ 気温と露点から湿度を求める.
【パターン⑤】
気温12℃,露点6℃の空気の湿度は何%か.
【考え方】
- 問題文の「気温12℃」から飽和水蒸気量が10.7gとわかる.
- 問題文の「露点6℃」から水蒸気量が7.3gとわかる.
- 飽和水蒸気量と水蒸気量から湿度を計算する.
【解答】
湿度 = 7.3 ÷ 10.7 × 100 = 68%
パターン⑥ 気温と湿度から水蒸気量を求める.
【パターン⑥】
気温10℃で湿度80%の空気1m3中には,何gの水蒸気が含まれているか.
【考え方】
- 問題文の「気温10℃」から飽和水蒸気量が9.4gとわかる.
- 問題文の「湿度80%」からコップの80%が水蒸気で満たされている.
- 飽和水蒸気量と湿度から割合を計算
【解答】
水蒸気量 = 9.4 × 80 ÷ 100
= 7.5g