- 本記事のまとめ
- 季節がある理由
- 地球の公転
- 星や太陽の年周運動
- 地軸の傾き
- 季節によるいろいろな変化
- 日の出/日の入り位置
- 南中高度
- 南中高度の公式
- 昼の長さ
- 南中高度と気温の関係
季節による太陽の南中高度の変化
日本は世界的に見ると四季がはっきりしています.
季節は1年で変わるので,地球の公転と関係があります.
この記事では,季節がある理由と季節による,南中高度の変化や日の出・日の入りの位置の変化について学習していきましょう.
地球の公転
まず,地球は太陽を中心に1年1回転,公転をしています.
そのとき,公転面の垂線に対して,地軸は23.4°傾いています.(上画像)
星や太陽の年周運動
星や太陽は実際には,動いていません.
地球が動いているから,星や太陽が動いてみえます.
年周運動とは,地球が公転することで,星や太陽が地球のまわりを1年で1周するようにみえるみかけの運動のことです.
また,星や太陽は,東から登り,南を通り,西へしずむようにみえます.
季節がある理由
季節があるのは,地球が地軸を傾けながら公転しているからです.
地球の地軸が傾いていることにより,地球の北半球や南半球が太陽に近づいたり,遠ざかったりすることで,気温に変化が起きます.
その結果,季節がうまれます.
季節がある理由
↪︎ 地球が地軸を傾けながら,公転しているため.
季節による変化まとめ
季節により,様々な変化が起きます.
例えば,日の出や日の入りの位置,太陽の南中高度,昼の長さがあります.
日の出の位置 | 日の入の位置 | 太陽の南中高度 | 昼の長さ | |
春分(3月下旬) 秋分(9月下旬) | 真東 | 真西 | 昼と夜の長さがほぼ同じ | |
夏至(6月下旬) | 真東より北より | 真西より北より | 最も高い | 最も長い |
冬至(12月下旬) | 真東より南より | 真西より南より | 最も低い | 最も短い |
季節による南中高度の変化
南中高度の公式
南中高度の求める方法があります.
証明は省略しますが,公式だけでも覚えてください.
南中高度を求める問題ができてたらラッキーですね!
南中高度の公式
- 夏至
- 90° ー 緯度 + 23.4°
- 春分と秋分
- 90° ー 緯度
- 冬至
- 90° ー 緯度 + 23.4°
例えば,北緯35°の地点で夏至の日,太陽の南中高度を求めよ.
南中高度(°) = 90 ー 35 + 23.4
= 78.4° となります.