ひろまる先生
直列回路や並列回路で,電流がどのように流れるの?
こんな質問に答えます.
【基礎】直列回路や並列回路での電流の大きさ
電流の正体は電子の流れです.
電子とは,− (マイナス)の電気を持つ小さな粒のとこです.
電子が流れることで,電流が流れます.
電子が流れる向きと電流が流れる向きは逆です.
- 電子が流れることで,電流が流れる.
- 電子が流れる向きと,電流が流れる向きは逆.
直列回路の電流の大きさ
直列回路は1本道なので,どこでも同じ大きさの電流が流れています.
例えば,上図のA点で0.2Aの電流が流れていると,2つの抵抗にもそれぞれ0.2Aの電流が流れています.
直列回路では,電流の大きさはどこでも同じ.
並列回路の電流の大きさ
並列回路は分かれ道があるので,電流もその分かれ道で分かれて流れていきます.
例えば,上図のA点で0.3Aの電流が流れている場合,上の抵抗には0.2A,下の抵抗には0.1Aが分かれて流れています.
その後,分かれ道が合流すると,電流0.2Aと0.1Aが合流して元の大きさ0.3Aになります.
- 並列回路では,電流は分かれる.
- 合流すると,元の大きさになる.
直列と並列回路の電流の大きさ
上図のような場合は,並列回路とほとんど同じです.
A点で0.3Aの電流が流れていると,上の抵抗に0.2Aと下の抵抗0.1Aに分かれ,その後,合流すると元の電流の大きさ0.3Aになります.
直列+並列回路では,「分かれる+合流」で考える.