
この記事では,
✅ 凸レンズを通る光の進み方
✅ 凸レンズの作図(3パターン)
を身につけることが目的です.
凸レンズを通る光の進み方【凸レンズの作図: 3パターン】

レンズは身近なところで使われています.
例えば,めがねやスマホのカメラについています.他には,デジカメ,虫めがね,顕微鏡,プロジェクターや望遠鏡にも使われいています.
レンズにはいくつか種類がありますが,その中でも凸レンズは,レンズの中央が少しふくらんだ形をしています.
この記事では,凸レンズを通った光はどのように進むかみていきましょう.
凸レンズの通る光の進み方

まずは,教科書やテストの問題文に出てくる,基本用語について知っておきましょう.
光軸 (軸) … レンズの中心を通り,レンズに垂直な線.
焦点 … 軸に平行な光が凸レンズを通ったあとに集まる点.
焦点距離 … レンズの中心と焦点までの距離.
像 … スクリーンなどにうつって見えるもの.
凸レンズを通る光の進み方で覚えるのが3種類あります.
それぞれ,① 物体からでて軸に平行な光,② 物体から凸レンズの中心を通る光,③ 物体から焦点を通る光の3種類です.
それぞれの光の進み方を覚えましょう.
作図するときには,①と②の光の進み方を作図する必要があります.
① 物体からでて軸に平行な光は,凸レンス通過後,焦点を通る.
② 物体からでて凸レンズの中心を通る光は,凸レンズ通過後,そのまま直進する.
③ 物体からでて焦点を通る光は,凸レンズ通過後,軸に平行に進む.
凸レンズの作図:3パターン

凸レンズの作図には3パターンあります.
それぞれ,① 焦点より外側に物体がある場合,② 焦点の上に物体がある場合,③ 焦点と中心の間に物体がある場合です.
作図には定規を使い,光の通る向きに矢印をつけるのが注意点です.