この記事では,
✅ 圧力の公式の覚え方のコツ
✅ 圧力の計算問題の解き方
について学習していきます.
圧力の公式を覚えるコツと計算問題の解き方
まず,圧力の公式を必ず覚えましょう.
覚え方のコツは「単位」を覚えることです.
単位は「N/m2」で,「 / (スラッシュ)」は「 ÷ 」の意味です.
「 N/m2 」を言い換えると,「 N ÷ m2 」となり,
圧力 (N/m2) = 力 (N) ÷ 面積 (m2)となります.
圧力の公式を覚えるコツは,「単位」を覚える.
[ / ]は,[ ÷ ]の意味.
公式:圧力 (N/m2) = 力 (N) ÷ 面積 (m2)
圧力の計算問題の解き方
問題
重さ20Nのレンガを,スポンジの上に向きを変えて置いた.それぞれのスポンジの面にはたらく圧力を求めよ.
求めるのは圧力なので,力と面積を考えます.
レンガがスポンジを押す力を考える.
レンガの重さが20Nなので,レンガがスポンジを押す力も20Nになります.
レンガの面積を考える.(単位cm2をm2に変換する)
レンガのA面の面積は,200cm2 ( = 20cm × 10cm )
次に,単位をcm2からm2に変換します.
ここで,1m2とは,縦1m × 横1mの四角形の面積のことです.
1mは100cmなので,縦100cm × 横100cmの面積は
10000cm2となります.
したがって,1m2 = 10000cm2となります.
この式の両辺を10000で割ると,1/10000m2 = 1cm2となります.
今回,Aの面積が200cm2なので,200/10000m2となります.
最後に圧力を計算すると,
圧力 = 力 ÷ 面積 = 20N ÷ 200/10000m2
= 20 × 10000/200 = 1000N/m2
面積の単位をcm2からm2に変換するときは,分母を10000にする.