- 銅の酸化の計算問題まとめ
- 反応する質量比
- Cu : O : CuO = 4 : 1 : 5
- 問題文から,比べている物質2つを見つける.
- 上の比で,計算をする.
これまでに銅の酸化やマグネシウムの燃焼についての問題やまとめを書きました.
銅の酸化に関する基礎知識はこちらから確認してください.→ 銅の酸化 基礎知識
銅やマグネシウムの反応は,計算問題も多く出題されているので,
今回は計算問題に特化して記事を書きます.
自分でもノートに書きながら,一緒に解いて行きましょう!
銅の酸化 計算問題 必ず覚える知識
反応する質量比
銅と酸素が反応して酸化銅ができます.
そのときの,反応する質量比は,必ず,
銅(Cu) : 酸素(O) : 酸化銅(CuO)=4 : 1 : 5
となります.
- 反応する質量比
- Cu : O : CuO = 4 : 1 : 5
計算問題の手順と解き方
実際に計算する手順は,①反応する質量比を覚える.②比べている物質2つを見つける.③質量比から比の計算をする.
これら3つの手順が解き方です.
では,よく出てくる問題を例に,計算問題の手順を考えてみましょう.
<例題>
銅1.2gを完全に反応させると,酸化銅は何gできるか?
- 質量比: Cu : O : CuO = 4 : 1 : 5
- 比べている物質2つ
- 問題文に出てきている[銅]と[酸化銅]が比べている物質2つです
- 比の計算をする
- Cu : CuO = 4 : 5
- 1.2 : x = 4 : 5 ← 求めたいものをxとおく
- 4x = 1.2 × 5
- 4x = 6
- x = 1.5
- 酸化銅の質量は,1.5gとなる
計算手順
- 反応する質量比を覚える
- 比べている物質2つを見つける
- 比の計算をする
銅の酸化 よく出る計算問題
【解説】銅の酸化 よく出る計算問題
文頭でも書いたように,計算問題を解く手順は決まっているので,まずは覚えましょう.
- 反応する質量比を覚える
- Cu : O : CuO = 4 : 1 :5
- 比べている物質2つを見つける
- 比の計算をする
問題3の解説
銅1.2gを反応させると,何gの物質ができるか.
問題文から銅と反応後の物質が問われています.
つまり,比べている物質2つは,[銅]と[酸化銅]となります.
したがって,Cu : CuO = 4 : 5より
1.2g : xg = 4 : 5
4x = 1.2 × 5
4x = 6
x = 1.5g
問題4の解説
銅1.6gを反応させると,何gの物質ができるか.
問題3と同じように考えて行きましょう.
問題文から,比べている物質2つは,[銅]と[酸化銅]となります.
したがって,Cu : CuO = 4 : 5より
1.6g : xg = 4 : 5
4x = 1.6 × 5
4x = 8
x = 2g
解答: 反応後の物質(酸化銅) 2.0g
問題5の解説
銅0.8gが完全に反応させるには,酸素は何g必要か.
問題文から,比べている物質2つは,[銅]と[酸素]となります.
したがって,Cu : O = 4 : 1より
0.8g : xg = 4 : 1
4x = 0.8 × 1
4x = 0.8
x = 0.2
解答: 酸素 0.2g
問題6の解説
酸素0.3gと完全に反応する銅は何gか.
問題文から,比べている物質2つは,[銅]と[酸素]となります.
したがって,Cu : O = 4 : 1より
xg : 0.3g = 4 : 1
x = 0.3 × 4
x = 1.2
解答: 銅 1.2g